(注)既に閉店しています
2005年3月11日、2008年9月12日名古屋市中区のM'sメロディに行った時のことです。
1:お店の場所
移転前は上前津駅から徒歩4分ほどの場所です。
大須現まんだらけのビル2階にあり、系列店「コモック」も同建物に入居していました。
理由は不明ですが店舗移転となり移転後は裏門前町通の交差点の手前にありました。
グッドウィルの建物の地下一階にあり、入り口に地下へ案内の看板が出ていました。
また2013年には地下1階から4階へとフロアの移動がされていました。
2:雰囲気
移転前は洋館を模したような西洋風の内装、大きなホールクロックが置いてあるのが特徴です。
定時に手巻きによるオルゴールが演奏されるイベントがありました。
このオルゴールがよく壊れるようで、HPにて故障で演奏不可な日が必ず告知されているのがみられました。
室内はカーテンで遮光しており電球色の明かりで柔らかく、落ち着いた雰囲気を作り出していました。

各テーブルには呼び鈴があり、「神戸カノン」を思い出すインテリアでした。

移転後は明かりが昼白色へ変わり内装も白く雰囲気を一新させました。
イメージは洋館風から一般的なカフェの雰囲気へ変わり、ホールクロックは変わらず設置してありました。
3:システム
移転前は席が空いていても必ず人数制限を設けていました。
メイドさんの給仕できる人数を勘案して、規定の来客人数に達している場合は待ちとなる営業をしていました。
このような快適に過ごせるためにという配慮も萌えへとつながる素敵なシステムでした。
入店時は必ず店外から呼び出し、メイドさんに案内を受けて店内に入ります。
エントランスの一段高いところにメイドさんが上がったところで立ち止まり、振り返ると深々とお辞儀をしてお出迎えになります。
「おかえりなさいませ、ご主人様」というセリフからもてなしが始まり、席に案内されます。
ワンオーダー制でセットメニューもあり、喫茶から食事まで楽しめる仕様は喫茶店のスタイルそのもので雰囲気と喫茶を楽しむ方には大変喜ばれるシステムでした。
移転後は飲み放題制へシステムを変更したようです。
「私設図書館シャッツキステ」と同じ30分500円で展開していたようです。

紆余曲折あり再びワンオーダー制へと変更したようです。

4:メイドさんについて
当店の制服は黒を基調としたメイド服です。
スカート丈はロングが基本となっていました。
移転後には2度衣装の変更がありデザイン変更されたようです。
2014年には「岸田メル」さんというイラストレーター起案のメイド服へと変更されたようです。
これが3代目の制服だそうですが、緑に花柄が入る珍しいメイド服だったようです。
(メイド服のイメージは参考資料のサイトにて確認いたしました)。
3代目のメイド服以降は未来訪の為実際に見たことはありませんでした。
移転前の初めての帰宅時には「ここあ」さんという方がお給仕を担当して頂きました。
大変愛嬌のある笑顔で対応をしてくださったのを記憶しています。
5:感想
今までに体験したメイドカフェの最高峰の店舗でした。
エムズメロディの功績は今では当たりになった「おかえりなさいませ、ご主人様」のフレーズです。
お屋敷に戻った主をもてなすメイドさんの所作と共にこのフレーズによって見事に世界観が完成していました。
大きな柱時計とオルゴールの存在感も大きく、インテリアもコンセプトに忠実で非の打ちどころがありませんでした。
私にとってのメイドカフェの理想像は当店であったといっても過言ではないですね。
初来店時は15時定時演奏のオルゴールを楽しむこともできました。
演奏のためにメイドさんも客人も一切の動きを止め音楽に耳を傾けるよう号令を出す光景は今も忘れられません。
2018年の閉店がとても悔やまれますが、メイドカフェに浸透した挨拶の功績はずっと語り継がれると思います。
6:萌指数(10段階)
※店舗の評価ではなく萌えを感じた指数です
萌×10(移転前)
萌×5(移転後)
7:スタイルカテゴリ
(移転前)軽コミュ喫茶スタイル(移転後)喫茶店スタイル
8:店舗情報
※来店当時の情報に基く:詳しくは店舗HP、SNSをご覧ください※
店名:M's(エムズ)メロディ【閉店】
住所:愛知県名古屋市大須3丁目12-35(移転後)

